皆さんこんにちは😃

歯科衛生士の三浦です。

たまには歯にまつわる話。今日のテーマは「仮歯」です。

突然ですが、皆さん仮歯って聞いたことはありますか?

仮歯とは、レジンという歯科用のプラスチックの材料でできていて、歯を治療する際に一時的に装着する人工的な被せ物のことをいいます。

仮歯の期間を経て、最終的なかぶせ物へと移行していくこともあるのですが、どうして仮の歯をわざわざ入れる必要があるのでしょうか??🤔

仮のものでなく、さっさと最終的なものを入れて治療を終わらせてよ、、と思ってしまいませんか?🥺

実は、仮歯には仮歯にしかできない非常に重要な役割があるんです👏🏻✨
その代表的な役割を挙げていきますね。

・外部からの刺激から守る

神経が残っている歯の場合は、むき出しの状態だと冷たい物や歯ブラシの刺激などで痛みが出てしまうことがあります。

・歯の移動を防ぐ

隙間が存在すると歯は動いてきます。最終的な被せ物が出来上がるまでの間に歯が動いてしまわないように仮歯を入れておきます。

・歯茎の変化を防ぐ

仮歯がないと、歯茎の形が変化して、最終的な被せ物が綺麗に入らないことがあります。

・噛みやすくする

・見た目を良くする

・最終的な被せ物の形態を決める

最終的な被せ物に置き換える前に、仮歯で本当にその形態で良いのか、歯茎の状態は大丈夫かどうかも確認していきます。

他にも細かいものもありますが、仮歯の大きな役割としてはこんな感じです。

実はいろいろな役割がある仮歯。

作製する側はいろんなことを考えながら作っているのです💪🏻✨

そんなたくさんの役割がある仮歯ですが、1人1人形も大きさも違ってくるので、作るのにも技術が必要です。

限られた治療時間の中で少しでも手早く、綺麗に作れるよう日々努力しています。

少し長くなりましたが、ちょうど最近院内研修で仮歯の作製テストをしていたこともあり、今日は仮歯についてのお話でした😌

もし、こんなことも知りたい〜ってことがあれば何でも聞いてくださいね🌟